用語 |
意味 |
債権流動化 |
売掛金など手持ちの債権を証券化し、この証券を売却して資金回収を行うことを言い、支払期日前に債権を資金化できるというメリットがあります。 |
財務諸表 |
会社の経営状態や財政状態を表すための書類で、一般的には決算書と呼ばれていますが、企業会計原則や財務諸表等規則では「財務諸表」と規定しています。 |
財務諸表等規則 |
財務諸表を作成するにあたって、その記載方法を詳細に規定した省令のことで、正確には「財務諸表等の用語、様式および作成方法に関する規則」といいます。 |
債務超過 |
会社の負債額が資産額を超える状態を指すもので、株主にとっては株式の価値が無いことを意味し、債権者にとっても債権回収が困難である状況と言えます。 |
残存価額 |
固定資産の除去・売却時に残っている価値のことを言います。 |
仕入債務 |
企業が商品やサービスを購入することによって生じた支払義務として、購入後、一定日後に支払われることを約束した金銭債務であり、買掛金や支払手形などが含まれます。 |
資金繰り表 |
日々・週次・月次などにおける支払資金の必要額と、その準備状況を把握するために作成される管理資料で、一般的には、資金繰り計画表と資金繰り実績表の2つが作成されます。 |
時系列分析 |
企業間比較分析において、分析対象企業の当期の数値を、過去の数値と比較することをいいます。 |
自己資本 |
貸借対照表の純資産の部のことです。 |
自己資本比率 |
総資本に対する自己資本の比率をいい、資本金+資本剰余金+利益剰余金から成る自己資本は、その比率が高いほど借入金などの負債が少ないことになり会社の支払能力が高いことを意味します。 |
実現主義 |
収益の認識を取引の実現時点で把握する会計処理の考え方であり、実現とは、物品・サービスを引き渡し、対価を獲得する権利を獲得することをいいます。 |
使途不明金 |
法人が交際費や機密費として支出したものでも、その使途が不明なものを指し、税法上、損金負算入となるだけでなく、追加課税が加算されます。 |
資本的支出 |
固定資産に支出する金額のうち、固定資産勘定に計上されるものをいいます。 |
償却資産 |
固定資産のうち減価償却の対象となる資産のことを指します。 |
証券取引法 |
上場会社や店頭登録会社を対象とした法律で、有価証券の発行、売買などに関する取引を公正に行い、投資家を保護するために昭和32年に制定された法律です。 |
商法 |
主として会社の成立、運営、維持、発展、解散などを規定し、会社内外の取引の安全性、迅速性の確保、取引主体間の利益の保護と利害調整を目的とした法律です。 |
所得金額 |
益金から損金を控除して求められるもので、法人の決算書上の利益に、税務上の調整項目を加減算して所得金額を計算します。 |
新会社法 |
平成18年5月1日付で商法が改正され、新会社法が施行されました。 |
人格のない社団等 |
課税上の問題から、法人ではないけども法人と同様の活動をしている団体(社団や財団)を法人とみなしてこう呼ばれ、学校のPTA、研究会やクラブ、労働組合、マンションの管理組合が挙げられます。 |
税効果会計 |
会計上の収益−費用と税務上の益金−損金による差異を調整するものです。 |
生産高比例法 |
取得価額を耐用期間で見込まれる総生産高に占める当期の生産高の割合で費用化していく減価償却の方法です。 |
セグメント情報 |
売上高、売上総損益、営業損益、経常損益その他の財務情報を事業の種類別、親会社及び子会社の所在地別等の区分単位(セグメント)に分別したものです。 |
設備投資効率 |
平均有形固定資産に対する付加価値額の比率をいい、生産設備がどれだけの付加価値を生み出しているかを示す指標で、この比率が高いほど資産生産性が高いことを意味します。 |
増資 |
株式の発行などによって資本を増やす行為のことを呼び、株式の発行以外にも、吸収合併、転換社債の転換、準備金の資本組入れ、利益の資本組入れなどの増資の手段があります。 |
総資本営業利益率 |
総資本に対する営業利益の比率をいい、総資本の運用効率を、企業の本来の純粋な営業活動の結果である営業利益と関係づけて示したものです。 |
総資本経常利益率 |
経常利益を総資本で割ったものです。これによって得た比率は、会社として投下した資本がどれだけの利回りを得たかを表します。 |
総資本当期純利益率 |
当期純利益を総資本で割ったものです。これによって得た比率は、企業に投下された総資本にかかるすべての企業活動の結果としての当期純利益により、資本の効率性を表すものです。 |
損益計算書 |
会社の一会計期間における経営成績(損益計算書)を表すためにその期間に応じた収益と費用の内訳を表した計算表で、「P/L」と表示されることもあります。 |
損益分岐点 |
損益分岐点図表によって売上高線と総原価線が交差する点を言い、収支がトントンになる売上や原価率を表します。 |