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売上と資金の関係(売上を伸ばすにはお金が要る)
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集めたお金 使ったお金 資金調達と運用」A
集めたお金 使ったお金 資金調達と運用」@
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短期借入金 税金なんか払えるか
定期性預金 カギは15年前に
資産の回転率 続・カギは15年前に
借入金は利益から返済 税務署は何もかも知っていた
資金はどれだけ必要か サマ変わりした喫茶店
在庫 リベートを要求されて
固定長期適合率 引き継いだ会社は蟻地獄だった
利益 続・引き継いだ会社は蟻地獄だった
有限会社が無くなる 支店を沢山持ったが
給与所得控除に課税 共同経営の破綻
定款変更 続、共同経営の破綻
キャッシュフロー計算書 領収書だけでは証拠にならない
労働分配率 例えは悪いが「税金はエサ」ですね
損益分岐点 モーツアルトのソフトなメロディー
新宿区 西山隆税理士事務所

2010年5月の新着情報

   

2010年5月の新着情報をお送り致します。
今回のテーマは
売上と資金の関係
です。

売上と資金の関係
(売上を伸ばすにはお金が要る)
奥さん 「売り上げはお蔭様で、伸びているんですよ。それなのに、ちっとも楽にならないんです。どういうんでしょ」
Y製作所で経理を担当している奥さんの話である。
そこで、いろいろ経理内容を聞いてみる。
税理士 「なるほど。じゃあ、材料が二割位で、これは多少掛けになるけれど、あとは工賃や経費をみんな現金で払う。すると儲けが無ければ、売り上げと同じ額の現金が、月末には無くなってしまいますね。大体、どの位の売り上げなんですか」
奥さん 「先月が四百万円でしたが、今月は五百万円位になります」
税理士 「月初めにはどの位の現金が有りましたか」
奥さん 「四百万円位ありましたね」
税理士 「じゃ、その四百万円を月末までに、工賃や経費に使ってゆくわけですが、五百万円の売り上げだと、少し足りませんね」
奥さん 「あら、そうでしょうか」
税理士 「だって、五百万円の売り上げをするには、それに見合った支払いも五百万円かかりますからね。儲けはどのくらいありますか」
奥さん 「いろいろの経費を全部引いても、一割位は残りますかね」
税理士 「それは凄い。一割の純利益じゃありませんか。じゃあ、五百万円の内、四百五十万円だけ支出すれば良いことになりますが、それでも四百万円しか無いんですから、あと五十万円は足りませんね」
奥さん 「へえー、そういう計算になるんですか。だから売り上げが増えるたびにお金が足りなくなるのかしら」
税理士 「そうですよ。材料や工賃、経費の支出をするから、五百万円の売り上げができるんでしょう」
奥さん 「先月だって、売り上げが三百五十万円から四百万円に増えたんですが、お金は足りなくなって注ぎ込みでした」
税理士 「今月はそれ以上に売り上げ増加ですから、もっと余計にお金を注ぎ込むことになります」
奥さん 「いやですねえ。まだまだ売り上げを伸ばす予定ですのに、その度にお金を注ぎ込むなんて、何の為の商売か分からなくなります。売れば売るほど苦しくなるってことじゃないですか」
税理士 「奥さん、お宅のご商売では、売り上げを伸ばすにはそれなりのお金を用意してかからないと、苦しむ結果になるんです」
奥さん 「本当ですか。売り上げを伸ばしさえすれば楽になると思って一生懸命やっているのに」
税理士 「日ゼニの入る小売屋さんならそれで良いですよ。でもお宅のような製造業や建設業は掛けで売るでしょう。材料費や経費を支払う方が先なんです。支払ったあとに入金するわけでしょう。そういう御商売は、お金を立て替えておいて、あとで売り上げを入金するということになるんです。小売屋さんは商品を仕入れて並べておけば、あとは毎日売れるたびにお金が入ってきますから、売れば売るほど楽になりますが」
奥さん 「まーあ、そんなこと考えませんでした。それじゃあ商売の楽しみがなくなりますが、どうすれば楽になりますか」
税理士 「先ず売り上げの目標を立てたら、それに見合うお金を、初めに用意するのです。そうしておけば途中で苦しむことはありません」
奥さん 「だけど、だんだんお金が増えてゆく楽しみが無くちゃあ、商売もいやになりますね」
税理士 「いやいや、そのようにお金を予め用意して始めれば、あとは儲けてゆけばいいのです。儲けが一割もあるんでしょう」
奥さん 「そうです」
税理士 「五百万円の売り上げで五十万円儲かるんですから、これを一年も続けると六百万円にもなります。この六百万円は現金で残ります」
奥さん 「そんなに残ったら良いですね」
税理士 「初めに用意したお金が戻ってくるじゃありませんか」
奥さん 「それは嬉しいですね」
税理士 「それこそ『売れば売るほど楽になる』でしょう」
奥さん 「商売をやってゆく甲斐があります」
税理士 「それも儲けが多いからなんです」
奥さん 「ということは、少しずつチョビチョビ注ぎ込むんじゃなくて、初めにお金をドンと用意すればいいんですね」
税理士 「そうです」
奥さん 「そうして目一杯儲けを出せば、どんどん楽になるということですか」
税理士 「そういうことです」
奥さん 「よくわかりました。考え方を変えます。何だか希望が出てきました」
税理士 「良い御商売なんですから、大いに頑張ってください」
企業によって売上と資金の関係は夫々異なる。自分の商売がどのような事情にあるかよく知った上で進めないと、只売上を伸ばせば良いと言うものでもない。この辺が難しいところでもある。
 
さて、次は付帯税のお話です。
お友達が脱税を見つかって、延滞税やら加算税やらの余計な税金を払わなくてはならなくなり「もうコリゴリだ」と頭を抱えていると言うことです。余計な税金をどれだけ払ったのでしょう。
次回、2010年7月公開の「修正申告、更正、決定、付帯税」をご覧下さい。
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