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索引用語集 西山隆税理士事務所

事業を始めるには A会社設立
事業を始めるには @企業の独立
工事台帳の効果
医療費控除
延滞税、加算税、延滞金、加算金
修正申告、更正、決定、付帯税
売上と資金の関係(売上を伸ばすにはお金が要る)
借地権(形が無いのに一番高い)
粗利益(売上総利益)
劇「脱税」修正申告
劇「脱税」経費率
劇「脱税」売上計上洩れ
劇「脱税」裏取引
劇「脱税」反面調査
総資本経常利益率
集めたお金 使ったお金 資金調達と運用」A
集めたお金 使ったお金 資金調達と運用」@
基幹産業
電子申告
経営比率
短期借入金 税金なんか払えるか
定期性預金 カギは15年前に
資産の回転率 続・カギは15年前に
借入金は利益から返済 税務署は何もかも知っていた
資金はどれだけ必要か サマ変わりした喫茶店
在庫 リベートを要求されて
固定長期適合率 引き継いだ会社は蟻地獄だった
利益 続・引き継いだ会社は蟻地獄だった
有限会社が無くなる 支店を沢山持ったが
給与所得控除に課税 共同経営の破綻
定款変更 続、共同経営の破綻
キャッシュフロー計算書 領収書だけでは証拠にならない
労働分配率 例えは悪いが「税金はエサ」ですね
損益分岐点 モーツアルトのソフトなメロディー
新宿区 西山隆税理士事務所

リベートを要求されて

Part6です。ご来訪をお待ちしておりました。有難うございます。

  「一と口診断」  
一と口診断

資金繰りの話:資金はどれだけ有れば良いか
月の初めに材料を仕入れ、労務費や経費をかけて製品を作ります。それらに全部で500万円の支払をし、出来た製品をその月に500万円で売ったとします。損益は零です。つまり500万円の売上をするには損益零の場合500万円の資金が必要ということです。

資金は月売上高の1ヶ月分以上あれば商売を続けてゆくことができます。之が目安です。月の初めの現金預金残高(=前月末残高)が月売上高に対してどれだけ有るか常に見て行く必要があります。


  「企業ドラマ」  

前回、梅田さんからの緊急の相談を受けました。どんなお話だったのでしょう。

リベートを要求されて

梅田工業の事務所
社長の梅田と、安田が話している。
梅田 「又、リベートを出せと、言ってるんですよ。」
安田 「困りましたね。この前の調査で、否認されたばかりですしね。」
梅田 「と言って、出さなきゃ、仕事が貰えませんし。」
安田 「この前と、同じケースですか。」
梅田 「そうです。今度は、K建設の、相当大きな仕事らしいんです。
その中の、設備関係の仕事を、市川設備が、全面的に、取ろうとしているんですが、K建設の現場担当者から、市川設備が、リベートを要求されているんです。市川設備から、私のところへ、外注してきたんで、私の方でも、是非、やりたい仕事ですが、このK建設へのリベートを、市川設備の方では、社内の事情から、出せないから、うちから出してくれというのです。」
安田 「中小下請けの、泣き所ですね。だけど、それが、この前の調査で見つかってしまったんですよね。」
  (前回の調査を思い起こす)
 
調査官 (領収書の綴りを見ていたが)「この五十万円の振り込み金ですが、
振込先が、女性になっていますね。帳簿では外注費になっていますが、
どんな内容ですか?」
梅田 (困ったように)「そ、それは・・・」
調査官 「請求書を、見せて下さい。」
梅田 「請求書は、無いんです。」
調査官 「何の仕事を、外注したんですか?」
梅田 「いやー、実は、それは、リベートなんです。」
調査官 「リベート?成る程。相手は、どういう人ですか。」
梅田 「或る、建設会社の現場担当者で、直接、会ったことはないんです。
私の得意先の、市川設備が、そこから仕事を貰うときに、その担当者からリベートを要求されまして、結局、仕事はとれたんですが、市川設備では、私に負担してくれと言うんです。その分契約高に、上乗せして貰いましたから、損は出しませんでしたが、実際に、支払っていますから、外注費で落としたんです。その時、振込先も、その女性に、指定されました。」
調査官 「一寸、外注費としては、認めにくいですね。それに、この女性はこの五十万円を、所得として、申告しているんでしょうか?」
梅田 「それは、わかりません。」
調査官 「その辺の事情も含めて、先方へ、問い合わせたいと思いますが、宜しいでしょうか。」
梅田 「いや、待って下さい。これは、機密になっています。
もし、元請けの建設会社に知れたら、現場担当者は、首になってしまいますし、市川設備も、出入り差し止めになってしまいます。税金は、私が払いますから、それだけは、勘弁して戴けませんか。」
 
安田 「そういう訳で、結局は、自己否認の、修正申告を、出さなきゃならなかったですね。」
梅田 「今度も、建設会社は違いますが、全く、同じケースです。」
安田 「市川設備では、どなたが、担当ですか?」
梅田 「山川という人です。」
安田 「山川さんに、斡旋手数料として、渡して、領収書を貰っては、どうでしょう。」
梅田 「山川に?」
安田 「そうです。山川さんが、会社に関係なく、個人で、手数料を、梅田さんから受け取って、K建設の、現場担当者に、渡したらいいんです。
勿論、山川さんは、所得税の申告を、しなければなりませんが・・。」
梅田 「山川が、承諾するでしょうか。」
安田 「それは、説得するんです。梅田さんだって、前回調査の、二の舞は、できないでしょう。」
梅田 「わかりました。やってみます。確かに、考えてみりゃあ、山川のやることですよね。みんな、私の方へシワ寄せして、リベートを出せなんていってくるけど・・・。」
安田 「それじゃ、話がついたら、連絡して下さい。又、来ますから。」
   
と言うことで、この件は解決致しました。得意先からリベートを要求されることは建設業ではよくあるようです。そんなときどうしたら良いか・・・。いろいろ工夫して対応するしかありません。
   
次のお話に移ります。
   
引き継いだ会社は、蟻地獄だった。
蟻地獄とはえらいことですね。
いくら努力してもズルズルと落ち込んでゆくというわけですから。
次回、Part7をご覧下さい。
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その際、ご職業も明記頂けましたら、幸いです。
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