西山税理士事務所

ビジネスのことなら西山税理士事務所 お問い合わせ・ご相談無料
HOME 西山隆税理士事務所
西山隆税理士事務所
索引用語集 西山隆税理士事務所

事業を始めるには A会社設立
事業を始めるには @企業の独立
工事台帳の効果
医療費控除
延滞税、加算税、延滞金、加算金
修正申告、更正、決定、付帯税
売上と資金の関係(売上を伸ばすにはお金が要る)
借地権(形が無いのに一番高い)
粗利益(売上総利益)
劇「脱税」修正申告
劇「脱税」経費率
劇「脱税」売上計上洩れ
劇「脱税」裏取引
劇「脱税」反面調査
総資本経常利益率
集めたお金 使ったお金 資金調達と運用」A
集めたお金 使ったお金 資金調達と運用」@
基幹産業
電子申告
経営比率
短期借入金 税金なんか払えるか
定期性預金 カギは15年前に
資産の回転率 続・カギは15年前に
借入金は利益から返済 税務署は何もかも知っていた
資金はどれだけ必要か サマ変わりした喫茶店
在庫 リベートを要求されて
固定長期適合率 引き継いだ会社は蟻地獄だった
利益 続・引き継いだ会社は蟻地獄だった
有限会社が無くなる 支店を沢山持ったが
給与所得控除に課税 共同経営の破綻
定款変更 続、共同経営の破綻
キャッシュフロー計算書 領収書だけでは証拠にならない
労働分配率 例えは悪いが「税金はエサ」ですね
損益分岐点 モーツアルトのソフトなメロディー
新宿区 西山隆税理士事務所

続・引き継いだ会社は蟻地獄だった

Part8です。ご来訪有難うございました。

  「一と口診断」  
一と口診断

企業はどれだけ利益があれば良いの?
利益に上限は有りませんので、儲かるものなら出来るだけ利益を挙げた方が良いでしょう。でもなかなか挙がらないのが実情です。然し、それによって企業は評価されますから、ある程度の利益計上は必要です。利益率で最も一般的なのが経常利益を売上高で割った
経常利益率です。平成17年3月期の上場企業全体では経常利益率を5.5%と予想しました。中小企業の場合は之よりある程度低くなるでしょうが、それでも3%以上は無いと、儲からない商売と見られてしまいそうです。この他にも総資産経常利益率(之は企業が持っている総資産がどれくらいの利益を生み出したかを見る為に経常利益を総資産で割って出したものです)や、株主資本利益率等がありますが、中小企業では経常利益率を見てゆけば良いでしょう。

  「企業ドラマ」  

前回、建野さんが引き継いだ会社の蟻地獄の状態が、カスミ鋼材でもあったということでしたが、さてどのようなことだったのでしょう。続きをお話いたしましょう。

続・引き継いだ会社は蟻地獄だった

カスミ鋼材では、社長が急死したので、娘婿の開川さんが、社長になった。
やっと、軌道に乗りでしたと思う頃、或る金融業者がやってきた。
利息を払って欲しいと言う。
「何の話?」という開川さんに、その金融業者は、一通の契約書を見せた。
前社長に貸した、貸付金の契約書である。カスミ鋼材株式会社、代表取締役として、会社の実印が、押してある。
「すぐに返して貰いたいのだが、それが出来なければ、せめて、利息だけでも払って貰いたい。」と言う。
開川さんは、そんな、年50%もの、高利の借入金があるなど、夢にも思わなかった。
帳簿の何所にも書いてないし、貸借対照表にも載っていない。だが、会社の実印が押してある限り、断るわけにもいかない。
金融業者は、利息も払わなければ、法律的手続きを取ると言うが、そんなことをされれば、会社も潰れてしまう。仕方なく、利息を払って帰って貰ったが、一ヶ月程たって、又、やって来た。
「返済して貰いたいが、それが出来なければ、不動産を担保に入れろ。」と言う。開川さんは、自宅を担保に入れた。
その後、会社は、順調にいくかに見えたが、矢張り、高い利息の負担には耐えられず、又、業績も、芳しくなくて、結局は、潰れてしまった。
そして、開川さんは、自宅を、金融業者に取られてしまった。
開川さんにとっては、晴天の霹靂であったろう。だが、帳簿や貸借対照表に、載っていようと、なかろうと、会社の実印が押してある契約書の前では、手も足も出なかった。会社を潰さない為に、懸命に頑張った積りが、自宅を失う結末であった。気の毒というほかない。
建野さんの場合は、社長借入金の名目で、金融業者の、高利の借入金が、
隠れていたのだが、それを、確かめなかった結果が、利息で、苦しむハメとなった。
「今後、どうしたら良いでしょう?」
そう聞かれても、返答に窮した。此の侭では、潰れてしまう。
もし、打つ手があるとすれば・・・。
「出来るかどうか、分りませんが、内整理しかありませんね。幸い、商売は、うまくいっているので、お金は入ってきます。取引先の支払いを半年待って貰えれば、高い利息の借入金を、大部分返せます。その上で、徐々に、正常な経営に、乗せてはどうでしょう。」
だが、立ち直れるかどうかは、建野さん次第だ。然し、此の侭続けてゆくことは、丁度、蟻地獄に等しい。もがいても、もがいても、ズルズルと、底へ落ちてゆくばかりで、遂には倒産するだけだ。
建野さんは、「分りました。」と言って、帰っていったが、その後、八ヶ月程たって、武君から知らせがあった。建野さんが倒産したと。
今、建野さんは、後始末に、大変な思いをしているだろう。だが、本当に、責任を負わなければならないのは、建野さんを、蟻地獄に落とした、新情さんではないだろうか。
 
会社を引き継ぐような場合は余程しっかりと財産状態を見る必要があります。
不良資産が無いか、負債の内容はどうか、そして純資産も充分に有るか等、確かめないで安易に引き継ぐことはできません。

 

さて、次のお話です。或るお鮨屋さんが支店を沢山持ちたいと、一生懸命働いてお金を溜めて念願かなったのですが、さあ、うまくいったでしょうか。
Part9支店を沢山持ったがでお話致します。

尚、このホームページにご意見ご感想がございましたらFAXでお寄せ下さい。
その際、ご職業も明記頂けましたら、幸いです。
西山隆税理士事務所